日本代表戦からレスター・シティに戻ってきた岡崎慎司が、4月1日に行なわれたストーク・シティ戦で公式戦5試合連続となる先発出場を果たした。
クラウディオ・ラニエリ前監督の時代なら「代表戦と長距離移動の疲労」を理由にベンチに回ることが多かったが、
クレイグ・シェイクスピア監督の厚い信頼が、この試合でも改めて証明された。
【写真】 福田正博が「日本代表の年齢バランス」について考える
その期待に応えるように、岡崎もキックオフから精力的に走り回った。
2トップの一角に入ると、中盤でボールを受けて前を向いたり、ピッチを幅広く動いてパスコースを作ったりと、
エネルギッシュなプレーでチームを活性化。2-0の勝利に大きく貢献した。
試合後の本人も「割と動けた。だいぶ(ボールが足もとで)収まって、自分が起点になれた。チームを助けることができた」と手応えを口にしていた。
実際、ステップは軽やかで、後ろを向いた状態から前へ向くターンもスムーズ。
地元紙『レスター・マーキュリー』紙のロブ・ターナー記者が「ボールタッチが極めてよかった」と褒めていたように、
調子もコンディションも見るからに良好だった。レスターは公式戦5連勝を飾り、
岡崎も連勝街道を突っ走るチームの大きな力になっている。
興味深いのは、岡崎の”直近2試合”の役割が大きく異なることである。
日本代表での仕事とレスターのそれが、まったくと言っていいほど違っていたのだ。そして、このタイプの異なる仕事を完遂してみせた。
4-2-3-1の1トップを任された日本代表では、ゴールを奪うことが最重要タスクになる。
記念すべき「代表50ゴール目」を決めたW杯アジア最終予選のタイ戦の前には、
イタリアの伝説的FWフィリッポ・インザーギのゴール集を眺めながらイメージを膨らませていたという。
「(ゴールを奪うというのは)イメージなんで。ボールに当てる瞬間とか(見ていた)。
『どういう感覚で打ってるのか?』と言うと、(インザーギは)決定的な場面で思いっきり打っている。そういうところを見ていた。
繰り返し見ることでやっぱり、チャンスの瞬間で表現できる。助けになった」
いかにクロスボールに点で合わせるか。あるいは、どのようにゴール前に滑り込むか。
こうしたイメージトレーニングの成果が、久保裕也(ゲント)のクロスボールにニアへ突っ込み、
ヘッドで仕留めたタイ戦でのゴールだった。得点を奪うことに特化してプレーし、ネットを揺らして勝利に貢献した。
一方、レスターでの役割をわかりやすく言えば、「ディフェンシブ・フォワード」である。
献身的な動きでチームを支え、プレスバックやプレッシングを積極的にこなした。
岡崎がプレスをかければ、チーム全体にプレッシングサッカーのスイッチが入る。
攻撃面でも鋭くターンして敵のマークを剥がせば、FWジェイミー・バーディーやMFリヤド・マフレズらが勢いよく前線へ飛び出していく。
黒子のような役目だが、戦術面で岡崎の果たす役割は大きい。
では、こうしたレスターでの現状を、岡崎はどう捉えているのか――。
「勝ちに貢献することが、まず一番。周りの評価も気になりますけど、
でもチームが今はそれ(守備面での貢献やハードワーク)を認めてくれている」と、
この間まで低迷していたチームが安定軌道に乗るまで、フォアザチームの精神で下支えする覚悟があるという。
そのうえで、ゴールも目指す。
「チームの勝利に貢献していくなかで、ひとつ、ふたつの決定機を決めていく。
ギリギリのなかで1本を決めるっていうのは、ストライカーとして僕の課題だと思います。
あわよくば、ブンデスでやってたような、ワントップのような役目がプレミアでもできればって思いますけど、
何か違う形というのも、このまま見出せたらいい。
もっとチームに余裕ができたら、セカンドストライカーとしてもうちょっと前で勝負できれば」
最前線に位置するバーディーの後方でプレーすれば、自然とゴールまでの距離は遠ざかり、決定機やラストパスの数も減る。
だが、少ない決定機を確実にモノにし、ふたケタ得点を目指していくという。
難易度は極めて高いが、岡崎はそこに目標を定めているのだ。
チーム内での役割や仕事に順応し、そのための努力を怠らない。同時に、到達点を高い場所に置く。
代表戦とレスターの”2連戦”で、岡崎の持ち味である「適応力」と「向上心」が垣間見えた気がした。
クラウディオ・ラニエリ前監督の時代なら「代表戦と長距離移動の疲労」を理由にベンチに回ることが多かったが、
クレイグ・シェイクスピア監督の厚い信頼が、この試合でも改めて証明された。
【写真】 福田正博が「日本代表の年齢バランス」について考える
その期待に応えるように、岡崎もキックオフから精力的に走り回った。
2トップの一角に入ると、中盤でボールを受けて前を向いたり、ピッチを幅広く動いてパスコースを作ったりと、
エネルギッシュなプレーでチームを活性化。2-0の勝利に大きく貢献した。
試合後の本人も「割と動けた。だいぶ(ボールが足もとで)収まって、自分が起点になれた。チームを助けることができた」と手応えを口にしていた。
実際、ステップは軽やかで、後ろを向いた状態から前へ向くターンもスムーズ。
地元紙『レスター・マーキュリー』紙のロブ・ターナー記者が「ボールタッチが極めてよかった」と褒めていたように、
調子もコンディションも見るからに良好だった。レスターは公式戦5連勝を飾り、
岡崎も連勝街道を突っ走るチームの大きな力になっている。
興味深いのは、岡崎の”直近2試合”の役割が大きく異なることである。
日本代表での仕事とレスターのそれが、まったくと言っていいほど違っていたのだ。そして、このタイプの異なる仕事を完遂してみせた。
4-2-3-1の1トップを任された日本代表では、ゴールを奪うことが最重要タスクになる。
記念すべき「代表50ゴール目」を決めたW杯アジア最終予選のタイ戦の前には、
イタリアの伝説的FWフィリッポ・インザーギのゴール集を眺めながらイメージを膨らませていたという。
「(ゴールを奪うというのは)イメージなんで。ボールに当てる瞬間とか(見ていた)。
『どういう感覚で打ってるのか?』と言うと、(インザーギは)決定的な場面で思いっきり打っている。そういうところを見ていた。
繰り返し見ることでやっぱり、チャンスの瞬間で表現できる。助けになった」
いかにクロスボールに点で合わせるか。あるいは、どのようにゴール前に滑り込むか。
こうしたイメージトレーニングの成果が、久保裕也(ゲント)のクロスボールにニアへ突っ込み、
ヘッドで仕留めたタイ戦でのゴールだった。得点を奪うことに特化してプレーし、ネットを揺らして勝利に貢献した。
一方、レスターでの役割をわかりやすく言えば、「ディフェンシブ・フォワード」である。
献身的な動きでチームを支え、プレスバックやプレッシングを積極的にこなした。
岡崎がプレスをかければ、チーム全体にプレッシングサッカーのスイッチが入る。
攻撃面でも鋭くターンして敵のマークを剥がせば、FWジェイミー・バーディーやMFリヤド・マフレズらが勢いよく前線へ飛び出していく。
黒子のような役目だが、戦術面で岡崎の果たす役割は大きい。
では、こうしたレスターでの現状を、岡崎はどう捉えているのか――。
「勝ちに貢献することが、まず一番。周りの評価も気になりますけど、
でもチームが今はそれ(守備面での貢献やハードワーク)を認めてくれている」と、
この間まで低迷していたチームが安定軌道に乗るまで、フォアザチームの精神で下支えする覚悟があるという。
そのうえで、ゴールも目指す。
「チームの勝利に貢献していくなかで、ひとつ、ふたつの決定機を決めていく。
ギリギリのなかで1本を決めるっていうのは、ストライカーとして僕の課題だと思います。
あわよくば、ブンデスでやってたような、ワントップのような役目がプレミアでもできればって思いますけど、
何か違う形というのも、このまま見出せたらいい。
もっとチームに余裕ができたら、セカンドストライカーとしてもうちょっと前で勝負できれば」
最前線に位置するバーディーの後方でプレーすれば、自然とゴールまでの距離は遠ざかり、決定機やラストパスの数も減る。
だが、少ない決定機を確実にモノにし、ふたケタ得点を目指していくという。
難易度は極めて高いが、岡崎はそこに目標を定めているのだ。
チーム内での役割や仕事に順応し、そのための努力を怠らない。同時に、到達点を高い場所に置く。
代表戦とレスターの”2連戦”で、岡崎の持ち味である「適応力」と「向上心」が垣間見えた気がした。
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