●現在の日本代表に足りないものを埋めるにはどうすれば
「間違いなく少ないですね」
中盤でのタメ、あるいは「遊びのパス」。いっけん無駄にみえて、そこで一呼吸おくことで展開を大きく変えていく組み立て。日本代表にそれが少ないのでは?
遠藤保仁の答えは予想どおりだった。それにかけてはエキスパートで、それで日本代表を動かしてきた選手なのだ。では、現在の日本代表に足りないものを埋めるにはどうしたらいいのか、何が必要なのか。
「勇気じゃないですか」
日本代表選手が臆病だという意味ではない。背景を説明する必要があるだろう。ハリルホジッチ監督の指揮する日本代表は自分たちに“ボールがない”ことを前提としたチーム作りを進めている。堅固なゾーンの守備ブロックを敷いて敵の攻撃を迎撃し、素早くカウンターアタックを仕掛けることを目指している。
もちろん、これしかやらないわけではないが、流行の言葉でいえば「デュエル」と「縦に速い攻撃」のサッカーだ。一方、遠藤は“ボールがある”ことを前提としたサッカーで能力と存在感を発揮してきた選手である。
現在の代表に遠藤はいない。本人が招集されていないだけでなく、“遠藤”に該当するMFすらいない。ボランチに要求される仕事が違うからだ。ボールをどう生かすかではなく、敵のボールを奪える能力が優先されている。
当初、“遠藤”は起用されていた。柏木陽介、大島僚太がいた。しかし最終予選の初戦でUAEに敗れると、ハリルホジッチ監督はチームの性格をはっきりさせた。“遠藤”はいなくなり、“ボールがない”サッカーへと舵が切られた。遠藤的なプレーの減少は必然といえる。
ただ、全く不要というわけでもない。それが必要とされる場面は何度となくある。それがチームの目指している方向性とは違っていても、サッカーである以上必ずある。しかし、そのときにチームの方向性と違うプレーをやるには「勇気」が要る。
「(監督の指示どおりにやらないと)試合に出られない雰囲気は、代表に入っていない僕らでも感じますから、代表選手はもっと感じているでしょう」
つづく
8/3(木) 10:20配信 フットボールチャンネル
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170803-00010000-footballc-socc
ハリルホジッチはフランスでキャリアを積んだ監督で、一般的にフランスの監督は選手への“圧”が強い。そうしないとまとまらないからだ。その中で、監督の方向性とは違うプレーをするのは簡単ではないだろう。また、遠藤は「1人や2人だけでは難しい」とも言う。1人だけ違うことをやっても効果がないからだ。
「メンバーとしてはやれないことはない。ただ、1人や2人でゲームの途中にあのサッカーを変えるのは難しい。4、5人が絡まないとできない」
縦に速い攻撃を指向するチームの中で、意図的にスローダウンするのはリスクがあるわけだ。だが、すべて縦に速い攻撃が有効と限らないのは論を待たない。ハリルホジッチ監督もそんなことは承知している。そうでなければ柏木や大島は最初から使っていない。ゆっくり攻めて点が取れるなら、それで文句はないはずである。しかし、監督が徹底させていることと違うプレーをするなら、必ず結果を出さなければならない。
遠藤は監督に反抗しろと言っているわけではない。
「ここまで来たら、監督の言うことを徹底してやらなければいけない。いまさら戦い方を変えろといっても無理ですし、やりきれるかどうか」
遠藤とハリルホジッチ監督は、指向性において水と油だ。現状の日本代表のプレースタイルが好みでないことは容易に想像できる。しかし、勝つという一点については同じ。
勝つために監督のプランに従ってプレーするのは当然であり、予選の残り2試合ではとくに徹底すべきだと遠藤は話している。ただ、それで足りないのであれば、勝つために選手は勇気を持って成すべき事を為せと。
オーストラリアがどう出てくるかは予測しがたいが、引き分けでも構わないと考えて日本にボールを持たせる戦い方はありえる。以前とは違って、現在のオーストラリアはボールを持ちたいチームなので何ともいえないところはあるが、彼らに引かれてしまったとき、日本に何ができるかは予め考えておかなければならない。
(取材・文:西部謙司)
写真

日本の何処にそんな選手がいるってんだよ
その「個の力」がブラジルW杯惨敗だった訳で
奪ってからの出し手のパスの精度と受け手の推進力が遅すぎて
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1501728189/

コメントする